列車は一路プリンス・ルパートを目指す | |
厚い雲の下で牧草地や湿地帯が続く | |
やがて高い山々が再び見え始めてきた 海岸山脈だ |
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一際高い山が Hagwilget Peak (ハグウィジェット・ピーク) 平野部が徐々に狭まっていく |
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列車の名前の元になったスキーナ川に沿って走る スキーナ川は長さ約580kmでBC州では2番目に長い |
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橋で川を渡る度に線路は川の右岸と左岸を交代する | |
後半ルートの大半は右岸 進行方向左側に川を見ながら走る |
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あれはきっとビーバーの作ったダムに違いない クマやシカなんかも近くにきっといるんだろう |
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この川ではサーモン釣りをはじめとした アウトドアが観光の中心だとか 対岸には連綿と険しい山々が聳える |
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周りがどんどんと暗くなってきた ダークブルーなモノトーンの世界だ |
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谷間の向こうにも険しい山々が連なる 氷河で削られた典型的なフィヨルドの風景だ |
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あの谷の向こうには一体どんな世界があるんだろう・・・ いろいろと想像は膨らむ |
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雄大な川の表情は時に湖のようにも見える | |
広い河口は海なのか川なのかもう分からない | |
対岸は島なのだろうか… 波が立っているのでもう海なのかもしれない… 暗くなって何処を走っているのか見当がつかなくなった |
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漁村らしき街で停車 遠くに高いタワーの光が見えた 途中から乗ってきた運転手見習い曰く コールターミナルだとのこと 因みにオペレーターが電話対応する場所ではない (コールは"call"ではなく"coal") |
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昨日と同様に手前で対抗列車の通過を待って しばらく停車した後に列車は動き出した すると突然辺りが急激に明るくなった そこは太平洋に面したカナダの玄関口である 広大なプリンスルパート港だった |
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港には 膨大な数のコンテナが荷揚げされる 巨大なクレーンが立ち上がり 次々とコンテナを貨車に積み上げていく |
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港を通過している時はもう終点間際なので 降り口のドアの上半分を全開にしていた 港の迫力を身を乗り出して味わった |
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貨車に2段積みされたこれらのコンテナがここからカナダ東部へどんどん送られていくのだ |
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プリンスルパート駅に到着 ロッキーと海岸山脈を越えて太平洋に到達 お疲れさんでした☆ |
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駅はガイドブックではダウンタウンのすぐ傍だったが 随分離れた所に降ろされたみたいだ よくみたらフェリーターミナルではないか! どうやら最近こちらに移転していたらしい (ブーブー!!) |
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女の子二人がタクシーを捉まえていたので 途中まで相乗りさせてもらう (俺の宿のほうが手前だったから) |
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宿にチェックインして街に繰り出す が、どこも既に閉まっていた (想定内♪) |
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妖しく光る夜の市役所 | |
翌日は久々一日移動なしの日だ 宿のすぐ前にスーパーがあって便利 買い物して少しのんびりしてから外出した |
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海が見える 大きな船が何隻も停泊している |
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海の見える心地よい住宅地の中を歩いていく 翌日フェリーターミナルへ歩いて行こうと思い 地図を見ながら近道を捜索 |
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住宅地の行き止まりに着くと 眼下にフェリーターミナル(兼鉄道駅)が見えた この時点で「やった!」と思った しかし…、道がない 森の中をかき分けて下に降りるが フェンスがあってかなり遠回りをしてやっと辿り着く |
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まさしく昨日着いた場所だ さて、、戻ろうとして この後に悲劇が・・・・ ショートカットすべく森の中へ入っていくと… いきなり底なし沼に頭から落ちた $!#%&・ふnぎ\aaaaaaaa!!!●●●● 「 全身ドロダラケ・・・タスケテ・・・・ 」 |
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宿に戻ってバスタブで身体も服も全部洗って なんとか地獄から蘇生できた 部屋に風呂と扇風機があってホント助かったぜ・・・ (これが不幸中の幸いってやつ) 余りにも憎たらしいので夕方から元気に観光だコノヤロ! 'd Like to Napalm to burn out THAT FUQN FOREST!! |
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プリンス・ルパートの街並み | |
カナダの玄関口としてバンクーバーと覇を競った街 | |
世が世なら・・・と思うと感慨深いものがある | |
あまりの閑散さにバスが走って来たら何故か驚いてしまった 誰が乗るの? | |
太平洋水没者祈念公園 | |
北部BC博物館 | 折悪しく雨脚が強くなってきた |
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雨宿りを兼ねてCARGOレストランで夕食を摂る 地ビール(右)、クラムチャウダー(下)、 フィッシュ&チップス(右下) |
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祈念碑 |
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Kazu Maru (一丸)メモリアル | |
一丸は1985年9月に尾鷲を出港、1987年3月に船のみプリンス・ルパート近くの島で見つかったとある | |
こんな海の果てまで流されてきて可哀想・・・ でも実は、その25年も前から なんと、両市は姉妹都市になっていたのだという この痛ましい一件を機に両市の絆が深まったのが せめてもの救い |
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暗く冷たい海に浮かぶ船や建物の灯りは、総てが心を照らす灯台の様に感じる | |
暗い海を眺めていると、随分と遠くへ来たものだと心が少しセンチになる | |
在りし日の街の賑わいを記録した写真がモールに展示されていた | |
旧駅前の空き地 その下にある白い建物は駅舎博物館 (つい最近まで駅だった場所) ここが駅だったらホントに楽ちんだったのになぁ |
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昨日・今日と泊まった宿 敢えて「ラッキー・モーテル」と名付けたい |