AB州からBC州に入り時差で1時間時計を遅らせた



車窓はMt. Robson 以降も美しい景色が続いた
地形は次第になだらかになっていき
牧草地や農地などが徐々に広がり始める


この辺りはロッキー山脈と海岸山脈とに挟まれた
大きな盆地となっているのだ
出発時はほぼ満席だったが
Mt. Robson 目当ての観光客が途中駅で殆ど
降りたため座席車は空席が目立ってきた


座席は日本のグリー車以上に広くて大きく傾くので
食事をとったらなんだか眠くなってきた…
そういえば昨日は夜行だったな…

景色を眺めながらしばしの午睡
うとうとした眠りから目覚め
再びドームカーに戻って展望を楽しむ
それまでの険しい谷間の川沿いから変化して
車窓には湖沼の景色が流れていく
いくつもの細長く青い湖を眺めつつ列車は西を目指す
定刻より少し遅れてプリンスジョージに到着


の筈が、手前の橋で対抗列車の通過待ち
夕焼けを眺めながらのんびりと待つ
ようやく動き出して街に入る橋を渡っていく
プリンス・ジョージには1時間近く遅れて9時半頃に到着


さすがに辺りはもう暗くなっていた
駅前の宿にチェックインして即
夕食&明日の食料の買い出しに出る

スーパーには閉店ギリギリで間に合った
翌朝のプリンス・ジョージ駅前


昨日と同じ列車でプリンス・ルパートを目指す
泊まった駅前の宿 木材の町らしく製紙工場の煙が遠くにみえる
 この地図で山脈と山脈の間が平らなのが良く分かる  朝8:00に再出発
駅のヤードにはコンテナの貨物列車が延々と連なっていた
出発してすぐに美しい湖沼

今日も大いに目を楽しませてくれる
製材・パルプはこの地域の基幹産業なのだろう


それから牧畜も
名も無き(多分あるけど知らない)湖沼が
車窓に次々と展開する


湖畔には国旗と州旗が翻っていた
列車と同様にゆっくりと時間が流れていく
穏やかな天気の下で美しい自然を愛でる贅沢な時間が流れていく
東へ向かう貨物列車とは何度もすれ違った
再び美しい湖

岩盤を削ったカーブでは岩壁が迫ってくる



集落も時折見られることが増えて
途中駅で降りたり乗ってくる乗客もちらほら

やはり集落は製材業がメインの様だ
ビュレットカーで後方に流れ去る景色を
楽しむのも面白い
 快晴に近い天気が続いていたが
海岸山脈に近づくにつれてだんだん雲が増えてきた
前方に険しい山が見えて来たら
Smithersの駅だった
発車まで少し時間があるので列車を降りてみる
山々を背景にした最後尾のビュレットカー